本日は、杉並支部のまちづくりセンターに依頼のあった、阿佐谷南のお家に修繕作業に行ってきました。ご年配のご夫婦のお宅。

内容は、寝室入口の引戸が重たくなってしまったのと、和室の畳が、沈み込んでしまうとの事。事前に現調しているので、すぐに作業に取り掛かれる。作業自体は大した事ではない。それよりも箪笥を移動させたり、作業の場所を確保したり・片付けたりの方が大変かもしれない（笑）？！

お客さんがお茶を入れてくれたので、いただきながら話をした。「建物は昭和53年だから、40年近くなるんだよね。昔は親戚の大工さんに建ててもらった。しっかりした造りだから、この前の地震の際でも殆ど被害はなかった」「でもあっという間に40年も経っちまったな。」

確かにしっかりした造りの家である。地震の被害も和室の壁に少々のヒビが入った程度だし、建付も狂ってない。

ただ、その大工さんもすでに他界し、修繕をどこに頼んだら良いのか困っていたそうだ。一昔前なら町の中に〇〇工務店とか、結構あったのだが、最近ではなかなか見なくなってきた。工務店も跡継ぎのいない業種になってきている。現在、日本全国に10代の大工さんは3,000人程度しかいないらしい。

「また、何か困った事があったら、お気軽に連絡くださいね。」家の不具合も大した事はなくとも、勝手によくなってくれる事は無いですから。よく、病気と一緒で・・・とか言うけど、病気（身体）なら、免疫などもあるから、自然治癒なんてあるけど、家にはそんなものは無いんで。放っておけば悪くなる一方ですよ。

早期発見、早期治療。これが大事。家って一生に一つの大切な財産ですから。